keke's diary

おめでとうございます!

Hyper-V で固定アドレスを利用する

Hyper-V で標準の仮想スイッチとして使われる Default Switch は DHCP&NAT が動いています。
これにより自動的に仮想マシンをインターネットへ接続でき、とても便利です。

しかし仮想マシンに固定のアドレスを振りたい、という場合には Default Switch は利用できません。
というのも Windows 起動のタイミングで Default Switch のネットワークアドレスがランダムに変更されてしまうためです。

この記事では、固定アドレスを持つ内部スイッチの作成と、その内部スイッチ用の NAT 設定について記載します。


まずは internal なスイッチを作成しましょう。これは Windows (parent partition) と仮想マシンに接続されます。

New-VMSwitch -Name "Internal Switch" -SwitchType Internal
New-NetIPAddress -IPAddress 10.255.255.1 -PrefixLength 24 -InterfaceIndex (Get-NetAdapter -Name "*Internal Switch*").ifIndex

仮想マシンから外部に出れるように NAT の設定をしましょう。

New-NetNat -Name "Internal Switch NAT" -InternalIPInterfaceAddressPrefix 10.255.255.0/24

以上で設定は完了です。
仮想マシンは Internal Switch へ接続するようにし、各仮想マシンではアドレスの設定を行えば、インターネットへの疎通性が確保できます。